【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国民車メーカー、プロトンは6日、2024年2月の販売台数が1万3602台（輸出含む）だったと発表した。増減は示していないが、過去のデータに照らすと前年同月比3.1％減、前月比5.6％増だった。
　モデル別にみると、Aセグメントセダン「サガ」が6212台で、半分近くを占めた。5カ月連続で6000台を超えており、部門シェアは2位だった。次いで多かったモデルは、資本提携する吉利汽車と開発した昨年11月発売のCセグメントセダン「S70」で2314台。これにBセグメントセダン「ペルソナ」が1859台、吉利車ベースのBセグメント・スポーツ多目的車（SUV）「X50」が1816台で続いた。ペルソナとS70は部門首位、X50は部門2位だった。
　1～2月の販売は前年同期比3％増の2万6484台。市場全体が13.8％増の12万9353台と大きく伸びた中で小幅増にとどまったが、市場シェアは20.5％で2位を維持した。
　2月の輸出台数は346台で、前月の3.2倍に拡大。1～2月は453台で、前年同期から50.5％増加した。
　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、年明け後も国内販売と輸出の好調が続いていると指摘。国内では発売から間もないS70の受注残が多く、向こう数カ月は販売台数を押し上げると話している。


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