【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局は20日、2023年3月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が129.9となり、前年同月から3.4％上昇したと発表した。上昇は26カ月連続で、上昇率は前月の3.7％から低下。足元のピークだった22年8月の4.7％から低下傾向にある。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数は3.8％上昇し、前月の3.9％から減速した。
　12品目のうち11品目がプラス。最も伸びが高かったのはレストラン・ホテルで7.2％だった。これに食品・非アルコール飲料が6.9％で続き、食品の中では肉類が9.2％と高かった。家具・家庭用品も3.1％と高い伸び。一方、通信はマイナス1.4％で唯一下げた。
　CPI上昇率は前月比でプラス0.1％。7品目がプラスとなり、レストラン・ホテルが0.3％と伸びが大きかった。衣類・履物など4品目は横ばい。唯一下げた品目は運輸で、マイナス0.2％だった。


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