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  ニュース     2023/03/22 21:59

マレーシア:2月の新車販売39%増、税減免終了間近で納車急ぐ 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2023年2月の国内新車販売台数は、前年同月比39.0%増の6万2649台だった。販売サービス税(SST)減免の猶予措置が終了する3月末までにメーカーが納車を急いでいることが大幅増の背景にあり、前月比でも26.6%増加した。

 内訳は、乗用車が38.5%増の5万5555台、商用車が43.5%増の7094台。前月比ではともに3割弱増えた。

 1〜2月の販売台数は前年同期比29.5%増の11万2128台。乗用車は37.0%増の9万9490台、商用車は7.0%増の1万2638台だった。

 2月の生産台数は前年同月比24.4%増の6万3798台(前月比9.0%増)。乗用車は26.1%増の5万9843台、商用車は2.8%増の3955台だった。1〜2月の生産台数は全体で29.8%増の12万2325台。乗用車は31.8%増の11万4506台、商用車は6.0%増の7791台だった。

 MAAは3月の新車販売台数が2月をさらに上回ると予想。SST減免の猶予措置が3月末に終了する中、同措置が適用される車両について各社が全力で納車を急ぐためとしている。

 なおSSTの減免は新型コロナウイルス流行下で停滞した新車市場を回復させるため、政府が20年半ばに開始。国産車はSSTを免除、輸入車は半減するもので、昨年6月末に終了した。ただ政府は終了間際になり22年6月末までに成約した車両については23年3月末までの車両登録で同措置を適用すると発表。駆け込み需要が発生し、現在は各社が受注残の納車を急いでいる状況となっている。


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