【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは9日、電気自動車（EV）など新エネルギー車（NEV）の流通・販売と充電所の開発・運営を手がける子会社プロトン・ニューエナジーテクノロジー（PRO-NET）を設立したと発表した。来年第4四半期の販売開始を計画している。

　プロトンは先月、大株主の吉利汽車が出資する中国のEVメーカー、スマート・オートモービル（智馬達汽車）の車両をマレーシアとタイで販売すると発表。スマートは吉利汽車と独メルセデス・ベンツ・グループの折半出資会社で、プロトンは代理店契約を交わした。新会社のPRO-NETはマレーシアでまず、スポーツ多目的車（SUV）型のEV「スマート#1」を販売するとしている。

　プロトンのリー・チュンロン最高経営責任者（CEO）は、消費者の間では、まだEVの充電に対して懸念が残っていると説明。これを解決するため、PRO-NETは提携先企業とともに充電所網を整備するとともに、EVオーナーが自宅で充電できるよう充電器の設置・保守事業を進めていくとしている。


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