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  ニュース     2022/10/27 20:59

シンガポール:隣国との電力連系線を拡張、送電容量1千MWに 無料記事

【亜州ビジネス編集部エネルギー市場監督庁(EMA)は26日、シンガポールとマレーシアの送電網を接続する国際連系線の拡張工事が完了したと発表した。相互に融通できる電力の容量は以前の2倍の1000メガワット(MW)に拡大。再生可能エネルギー由来の低炭素電力などの輸入を加速する。

 EMAは昨年、低炭素電力の輸入量を2035年までに最大4000MW分に引き上げ、国内で消費される電力の30%を確保すると表明した。現在は天然ガスに頼っている電源を多様化させてリスクを低減すると共に、温暖化ガス排出量の削減を図る狙い。

 今年半ばには政府系企業を通じてラオスからの電力輸入を開始した。各国の政府間で合意された「ラオス・タイ・マレーシア・シンガポール電力統合事業(LTMS-PIP)」の一環で、タイとマレーシアの送電網を経由して低炭素電力を最大100MW分輸入する。


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