ニュース 2021/10/17 20:59
シンガポール:金融管理局、予想外の引き締め決定 
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シンガポールは貿易立国であることから、MASは金利ではなく主要貿易相手国の通貨に対する為替レートで金融政策を調整。通貨バスケットに対するシンガポールドル(Sドル)の名目実効為替レート(NEER)の傾斜、中央値、許容変動幅を変えることで景気や物価の安定を図る。変動幅を超える場合はMASが介入する。
MASは今回、NEERの中央値と許容変動幅を据え置いた。ただ傾斜をSドル高方向にやや傾けることで、より早くインフレ圧力の高まりに対応する。2021年のインフレ率は0〜1%、22年は1〜2%を見込んでいる。
引き締めは18年10月以降で初めて。ロイター通信によると、多くの市場関係者が22年4月以降の引き締めを想定しており、想定外に早い動きとなった。ただDBSのアナリストは、「ファンダメンタルズの変化に応じた引き締めであり、大幅なインフレ上昇やリスク台頭が見られない限り、さらなる引き締めは当面ないだろう」としている。
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