【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局は22日、2022年6月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が127.4となり、前年同月から3.4％上昇したと発表した。上昇は17カ月連続。上昇率は前月の2.8％を上回り、3カ月連続で加速した。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数は3.0％上昇し、前月から0.6ポイント加速した。

　12品目のうち11品目で上昇率がプラスだった。最も伸びが高かったのは食品・非アルコール飲料で6.1％。これに運輸が5.4％、レストラン・ホテルが5.0％で続いた。通信は横ばいだった。

　CPI上昇率は前月比でプラス0.6％。10品目がプラスで、食品・非アルコール飲料が5.2％で最も伸びた。通信と衣類は横ばいだった。

　なおマレーシア中央銀行は7月6日、インフレ圧力の高まりを受け、政策金利である翌日物政策金利（OPR）を2.00％から2.25％に引き上げた。利上げは2会合連続となる。


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