【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは4日、2022年第1四半期の販売台数が2万6706台で、前年同期から18.6％減少したと発表した。21年末に首都圏で起きた洪水の影響で生産が停滞し、1月に販売が低迷。ただ2月からは上向いた。市場シェアは17.5％で2位。前年同期からは5.7ポイント低下した。
　3月の販売台数は前月同月比13.0％減の1万3028台。前月からは41.2％増えた。市場シェアは約19％だった。モデル別ではAセグメントセダン「サガ」が6422台で、Aセグメント内でトップだった。サガの販売台数としては13年11月以降で最多。同モデルは輸出も好調で3月に794台となり、過去9年で最高だった。パキスタン向けが伸びた。
　Bセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」は1573台、CセグメントのSUV「X70」は2320台、Cセグメント多目的車（MPV）「イグゾラ」は536台で、それぞれの部門で最多だった。
　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、第1四半期は生産停滞による納車の遅れなどで厳しい場面があったとコメント。ただ部品メーカーやディーラーと一丸となって納車を急いでおり、22年は前年比30.7％増の15万台を目指すとしている。21年は4.5％増の11万4708台だった。


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