【亜州ビジネス編集部】コングロマリット（複合企業）大手サイムダービーは、自動車部門サイムダービー・モーターズ（SDM）が国営電力テナガ・ナショナル（TNB）と電気自動車（EV）の推進に向けて協力すると発表した。充電所網の拡充や充電コストの低減に向けた取り組みを始めるため、向こう2年間にわたって協力する。

　SDMは独BMWやミニ、ポルシェ、英ジャガー、ランドローバー、スウェーデンのボルボ、米フォード、韓国・現代自動車などの車両を扱っている。メーカーがEVへのシフトを進める中、SDMはTNBと協力し、普及拡大に向けたインフラ整備を進めたい考え。

　TNBのバハリン・ディン社長兼最高経営責任者（CEO）は、EV普及に向けたインフラ整備に全面協力する意向を示した。EVのオーナーを増やすには購入後に予想される不安を前もって取り除くことが重要で、充電所の設置や電力の安定供給、充電コストの低減などに向けた取り組みを行うとしている。


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