【亜州ビジネス編集部】ステンレス調理器具メーカーのニシン・グループは、コーヒーメーカーを備えた電動バイクによるコーヒー出前事業を開始すると発表した。提携先の通信事業者、アカシア・コミュニケーションズと覚書を締結した。

　50％出資の孫会社BB2GOがアカシアと組み、全地球測位システム（GPS）を活用した注文追跡システムを導入。運転手はコーヒーメーカーを搭載した電動バイク「コーヒーバイク」で顧客がいる場所まで移動し、入れ立てのコーヒーを提供する。

　ニシンは9月、電動バイクの組立生産・販売事業に参入すると発表。中国の電動バイクメーカー、東莞市台鈴車業（TAILG）と開発・組立生産・販売で協力するとしており、コーヒー出前事業では専用の電動バイクを提供する。なお電池は電動バイクとコーヒーメーカーが共用。フル充電で400杯のコーヒーを作れるという。

　ニシンの代表者は、「誰でもバリスタになれる。環境にも優しい」とし、東南アジア域内に展開する方針を示した。


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