【亜州ビジネス編集部】マレーシア投資開発庁（MIDA）によると、首都圏セランゴール州の2021年上半期の投資認可件数は122件で、認可額は前年同期比36.9％増の46億4000万リンギ（約1250億円）だった。ザ・サン・デイリーが11月29日付で伝えた。

　資本別にみると、国内直接投資（DDI）が123.1％増の40億6000万リンギと大きく拡大。一方、外国直接投資（FDI）は5億7698万リンギで、前年同期から62.8％減少した。

　アミルディン・シャリ州知事は、新型コロナウイルス流行下でも、州政府として投資誘致に向けたさまざまな活動を行ってきたと説明。航空機保守サービスやバイオテクノロジー分野の投資誘致を図るための戦略を立ち上げたほか、製造やデジタル関連のイベントなども開催していると話した。また鉄道産業の振興に向けた評議会を立ち上げるなど、新たな産業育成に向けた準備も進めているとしている。


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