ニュース 2021/02/10 20:53
シンガポール:国家準備金の減少を懸念、国会公会計委員会が報告書
経済・統計 政策・政治 シンガポール
シンガポール国会の公会計委員会(PAC)は8日、報告書を公表した。新型コロナウイルス感染症Covid-19対策で多額の公的資金が使われ、将来資金が必要になった時の備えが減少していることに懸念を表明した。
ウイルス対策では昨年1月から8月まで、政府全体で緊急調達が発動されたが、ウイルス感染対策に関する支出も監査が必要との意見を表明した。
PACは会計監査院の2019/20年度監査報告で示された、政府機関における過失、間違いについても意見を述べた。監査報告によればワークフォース・シンガポールとエンタープライズ・シンガポールにおいて事業体に対する補助金の交付で、二重請求に対し二重支払いがあり、また利用されなかった補助金の回収怠慢があった。申請企業の資格審査では一貫性の欠如が見られた。国立国会図書館局では国家アーカイブビルの改修で予算超過を格別の理由なく認めた過失があった。
PAC報告書は複数の政府機関における情報技術(IT)管理の弱さを指摘。公共セクターではデジタル化、IT業務の外部委託が加速しており、IT関連リスクが引き続き懸念されるとした。
PACは、監査報告で指摘された過失、弱さの根本原因を政府は点検し、公共セクター全体での解決を図るべきとした。
(提供:AsiaX http://www.asiax.biz)
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ウイルス対策では昨年1月から8月まで、政府全体で緊急調達が発動されたが、ウイルス感染対策に関する支出も監査が必要との意見を表明した。
PACは会計監査院の2019/20年度監査報告で示された、政府機関における過失、間違いについても意見を述べた。監査報告によればワークフォース・シンガポールとエンタープライズ・シンガポールにおいて事業体に対する補助金の交付で、二重請求に対し二重支払いがあり、また利用されなかった補助金の回収怠慢があった。申請企業の資格審査では一貫性の欠如が見られた。国立国会図書館局では国家アーカイブビルの改修で予算超過を格別の理由なく認めた過失があった。
PAC報告書は複数の政府機関における情報技術(IT)管理の弱さを指摘。公共セクターではデジタル化、IT業務の外部委託が加速しており、IT関連リスクが引き続き懸念されるとした。
PACは、監査報告で指摘された過失、弱さの根本原因を政府は点検し、公共セクター全体での解決を図るべきとした。
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