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  ニュース     2022/12/11 20:59

マレーシア:複合企業サイム、BYD車販売事業に5億リンギ投資 無料記事

 コングロマリット(複合企業)大手サイムダービーの自動車部門であるサイムダービー・モーターズ(SDM)は、中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)のEV販売に向けて店舗網の整備に5億リンギ(約154億円)を投じる。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが8日付で伝えた。
 まず今月半ばまでにクアラルンプール中心部のトゥンラザク通りにショールーム1号店を開設。また、来年半ばまでに首都圏セランゴール州のアラ・ダマンサラ地区、ペナン州、ジョホール州にも出店する。来年末までに20店、24年末までに40店への拡大を目指す。
 当面は小型スポーツ多目的車(SUV)「ATTO3」(中国名「元Plus=ユアンプラス」)と多目的車(MPV)「e6」を扱う。ATTO3にはグレードが2種類あり、価格は標準モデルが14万9800リンギ、上位モデルが16万7800リンギに設定する。
 SDMは今年9月までにBYDとの間でEVの輸入販売に関する契約を締結。SDMのアンドリュー・バシャム社長は、新エネルギー車(NEV)の最先端を走るBYDと組むことにより、マレーシアでEV販売首位を目指せると説明した。9月時点の報道で、BYD車の輸入規模は年内に2000台、来年は1万台とされていた。
 SDMは独BMWやポルシェ、スウェーデンのボルボ、韓国の現代自動車などの車両を販売している。


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