【亜州ビジネス編集部】工場自動化ソリューションの米ランコ・インテグレーテッドは8日、ペナン州バトゥカワンに建設した工場を開所した。300万米ドルを投じたもので、香港からマレーシアに本社を移管すると同時に、生産拠点を設置した。国営ベルマナ通信が8日付で伝えた。

　工場はバトゥカワン工業団地に位置。15〜20人体制で、年内に最初の製品を出荷する。顧客企業は医療や消費財、自動車、航空分野のメーカーなどで、工場自動化システムの設計や機材組み立て、カスタマイズなどを手がける。

　代表者は、香港からマレーシアにアジア本社を移管した理由として、人材やインフラ、産業発展度合い、価格競争力で評価が高いためと指摘。工場拡張を既に視野に入れており、タイやフィリピン、シンガポール、ベトナムには数年以内に販売拠点を設置するとしている。


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