【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは、2023年1月の販売台数が前年同月比23.0％増の2万1449台だったと発表した。1年前は洪水や半導体不足、人手不足などで落ち込んでおり、反動増となった。前月比では31.3％減。例年通り、年末に納車が増えた反動で年明けは減少した。
　1月の生産台数は2万4590台で、前年同月から40.2％増加。地元メディアによると、2月初め時点で22万台の受注残があり、納車を急いでいる状況となっている。
　プロドゥアは2月初め、23年の生産台数を前年比14.2％増の33万台、販売台数を11.3％増の31万4000台に引き上げる目標を明らかにした。22年6月の減税措置終了に伴って受注残を多く抱えており、工場稼働率を100％以上にして納車を急ぐとしている。
　同社の22年の販売台数は前年比48.2％増の28万2019台だった。前年を上回るのは3年ぶりで、過去最高を更新。21年末の洪水や22年半ばの半導体不足の影響などで生産が落ち込んだ時期もあったが、新型コロナウイルス流行からの回復を追い風に大幅増となった。


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