ニュース 2023/01/25 20:59
シンガポール:12月の物価上昇率6.5%、前月から減速
経済・統計 インフレ率 シンガポール
シンガポール統計局が25日発表した2022年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で6.5%となり、前月を0.2ポイント下回った。伸び減速は2カ月ぶり。高騰していたガソリンや、自動車、バイクなどの伸びが縮小し、これらを含む民間道路輸送(15.5%)が高水準ながら3月以降で最も低い伸びとなった。一方、民間道路輸送と住居(4.7%)を除くコア指数の上昇率は5.1%と、前月から横ばいだった。
ガソリン(4.2%)は21年2月以来、1年10カ月ぶりの低さ。6月(35.8%)をピークに減速が続いている。また、車両購入権(COE)発行枠の縮小で大幅上昇が続く自動車(20.2%)とバイク(12.9%)も、前月からは低下した。一方、食品(7.5%)は10カ月連続で伸びが加速。鶏肉(41.1%)や卵(25.7%)の高騰が続いている。
22年の年間上昇率はCPIが6.1%、コア指数が4.1%だった。シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は今後の動向について、輸入品や労賃の価格上昇が続き、企業がコスト転嫁を進める中で、コア指数は23年半ばまで明確な減速を見込めないと指摘。23年の上昇率予測はCPIを5.5〜6.5%、コア指数を3.5〜4.5%とし、前月時点から据え置いた。ただし、コモディティー価格の動向などによっては上振れリスクがあるとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ガソリン(4.2%)は21年2月以来、1年10カ月ぶりの低さ。6月(35.8%)をピークに減速が続いている。また、車両購入権(COE)発行枠の縮小で大幅上昇が続く自動車(20.2%)とバイク(12.9%)も、前月からは低下した。一方、食品(7.5%)は10カ月連続で伸びが加速。鶏肉(41.1%)や卵(25.7%)の高騰が続いている。
22年の年間上昇率はCPIが6.1%、コア指数が4.1%だった。シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は今後の動向について、輸入品や労賃の価格上昇が続き、企業がコスト転嫁を進める中で、コア指数は23年半ばまで明確な減速を見込めないと指摘。23年の上昇率予測はCPIを5.5〜6.5%、コア指数を3.5〜4.5%とし、前月時点から据え置いた。ただし、コモディティー価格の動向などによっては上振れリスクがあるとしている。
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