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  ニュース     2022/12/12 21:59

マレーシア:10月の鉱工業生産4.6%増、前月から伸び減速 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が12日発表した2022年10月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で4.6%上昇した。前年同月を上回るのは14カ月連続。ただ前月(10.8%)までの2桁上昇からは伸びが鈍化した。6〜9月は前年同期に新型コロナウイルス対策の影響で低迷していた反動があって高い伸びが続いていた。
 産業別では電力(1.9%低下)が14カ月ぶりに落ち込んだ。一方、製造業(4.2%上昇)と鉱業(8.6%上昇)は共に前月から減速したものの、それぞれ15カ月連続、5カ月連続で前年同月を上回った。
 製造業では7分野のうち5分野で指数が上昇。主力の電気・電子製品(8.7%上昇)は15カ月連続でプラスだったものの、15カ月中で最も伸びが小さかった。輸送機器(0.4%低下)は21年9月以来のマイナス。自動車(5.7%低下)が落ち込んだ。他に衣類・履物(1.8%低下)も前年割れだった。
■製造業売上高13%増
 統計局が同日発表した22年10月の製造業売上高は、前年同月比12.9%増の1589億リンギ(約4兆9200億円)だった。増加は29カ月連続で、2桁増は14カ月連続。ただ前月(19.5%増)からは減速した。7分野すべてがプラスとなり、電気・電子製品(16.6%増)の好調が続いている。輸送機器(0.5%増)もプラスを維持した。
 製造業の従業員数は3.6%増の232万1179人。支払われた労賃は4.8%増の78億8090万リンギ(1人当たり3395リンギ)だった。


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