【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局は21日、2022年9月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が128.3となり、前年同月から4.5％上昇したと発表した。上昇は20カ月連続。上昇率は前月の4.7％を下回り、6カ月ぶりに減速した。食品類の上昇率がやや下がったことが影響した。一方、生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数は4.0％上昇し、前月の3.8％から加速。少なくとも16年1月以降で最高となった。
　12品目のうち11品目がプラスだった。最も伸びが高かったのはレストラン・ホテルで6.9％。前月の6.4％から加速した。次に高かった食品・非アルコール飲料は6.8％。前月の7.2％からは減速した。これに運輸が5.3％、家具・家庭用品が4.4％で続いた。食品では牛乳・チーズ・卵が8.8％と高く、また外食も8.7％と伸びた。一方、通信は横ばいだった。
　CPI上昇率は前月比でプラス0.1％。9品目がプラスとなり、レストラン・ホテルと娯楽・文化が0.3％で最も伸びた。衣類・履物と住居・水道光熱費、通信は横ばいだった。


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