ニュース 2022/12/21 20:59
マレーシア:22年の経済成長率、予想の7%を上回る見通し=首相
経済・統計 GDP マレーシア
【亜州ビジネス編集部】アンワル首相兼財務相は20日、2022年の国内総生産(GDP)成長率が予想レンジの6.5〜7.0%を超えるとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルス対策の緩和により経済活動が活発化し、雇用状況も大きく改善したことで、大幅な伸びが期待できるとみている。国営ベルナマ通信が同日付で伝えた。
首相は、22年10月には失業率が3.6%に改善したと説明。新型コロナ流行前の3.3%までは下がっていないが、1986年以降で最悪だった20年5月の5.3%からは低下しており、消費者信頼感は上向いているとした。
ただし課題は多くあると指摘。労働参加率が新型コロナ前に比べて低く、また失業率に関しては、25歳以下に限ると10%を超えているとした。さらにコモディティー価格の上昇や、これに伴う金利上昇が国民生活を圧迫していることも懸念材料に挙げた。
こうした中で首相は、所得層の下位40%に相当する世帯「B40」と中間所得層「M40」への支援を厚くすると説明。B40への現金給付は従来計画の来年3月から年明けに実施時期を前倒しするとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
首相は、22年10月には失業率が3.6%に改善したと説明。新型コロナ流行前の3.3%までは下がっていないが、1986年以降で最悪だった20年5月の5.3%からは低下しており、消費者信頼感は上向いているとした。
ただし課題は多くあると指摘。労働参加率が新型コロナ前に比べて低く、また失業率に関しては、25歳以下に限ると10%を超えているとした。さらにコモディティー価格の上昇や、これに伴う金利上昇が国民生活を圧迫していることも懸念材料に挙げた。
こうした中で首相は、所得層の下位40%に相当する世帯「B40」と中間所得層「M40」への支援を厚くすると説明。B40への現金給付は従来計画の来年3月から年明けに実施時期を前倒しするとしている。
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