【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは5日、2022年11月の販売台数が前月比13.1％減の1万1316台（輸出含む）だったと発表した。一時的に部品供給に問題が生じたため落ち込んだが、12月には解消する見通しとしている。市場シェアは19.7％で2位を維持した。

　前年同月との比較は発表していないが、過去のデータに照らし合わせると20.2％減だった。前年同月は新型コロナウイルス対策の緩和を受けて急増していた。

　11月のモデル別販売はAセグメントセダン「サガ」が4100台で最高。この部門では2位だった。次いで多かったのはBセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」の3724台で、この部門首位。SUV全体でもトップだった。Bセグメントセダン「ペルソナ」は1551台で部門3位、CセグメントSUV「X70」は1210台で部門2位だった。

　1〜11月の販売は12万6682台（輸出含む）で、21年通期を10.4％上回った。市場シェアは19.7％で2位。輸出台数は5028台で、21年通期を66.6％上回った。

　プロトンは22年の国内新車市場が過去最高の70万台に達すると予想。8月から少なくとも4カ月連続で6万台を上回ったとみている。

　なお同社は、ペラ州タンジュンマリムの自社工場で22年4月に生産を開始した中国・吉利汽車の3気筒1.5リッターのターボエンジン「TGDI」について、12月1日付で累計生産数が1万基に達したとしている。


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