【亜州ビジネス編集部】マレーシア損害保険協会（PIAM）の13日発表によると、2020年上半期の損害保険業界の収入保険料は前年同期比3.6％減の86億リンギ（約2200億円）だった。新型コロナウイルス流行の影響で新車販売が落ち込み、主力の自動車保険が7.4％減の38億7000万リンギと低迷した。

　商品別では個人傷害保険が13.4％減の5億2200万リンギで下げ幅が最も大きく、海上・航空・運送保険は0.7％減の8億リンギに縮小。一方で火災保険は2.2％増の17億6000万リンギ、医療健康保険は3.0％増の5億8600万リンギに拡大した。

　同協会は新型コロナの影響で今後も苦戦が続くと予測。世界経済が低迷しており、20年通期の収入保険料も前年を割り込むとみている。


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