【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは4日、2022年の販売台数が前年比23.3％増の14万1432台（輸出含む）だったと発表した。前年を上回るのは4年連続で、13年以降で最高となった。

　22年1〜4月は前年末の洪水や世界的な半導体不足の影響で生産が停滞し、販売も低迷したが、その後は回復した。市場シェアは19.6％で、前年の22.7％から落ち込んだものの、2位を維持。輸出は5406台で、前年から79.1％増えた。パキスタンや南アフリカへの輸出が好調だった。

　モデル別の販売はAセグメントセダン「サガ」が31.1％増の5万5878台で最多。この部門では市場シェア2位だった。次いで多かったのはBセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」の4万681台で、前年からは41.4％増加。この部門首位で、SUV全体でもトップだった。CセグメントSUV「X70」は13.1％増の1万8533台で4年連続で部門首位。Bセグメントセダン「ペルソナ」は1.3％増の1万6357台で部門3位だった。サガは21年末に起きた洪水、ペルソナは半導体不足の影響を特に受けたが、通年では前年を上回った。

　12月の販売台数は1万4750台。前月からは30.3％増加し、22年では月次で4番目に多かった。モデル別ではサガが5913台で最多。これにX50が3764台、ペルソナが2322台で続いた。


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