【亜州ビジネス編集部】資源開発や不動産投資などを手がけるボルネオオイルは、サバ州のセメントメーカー、マキン・テグの株式30.73％を1億リンギ（約31億円）で取得すると発表した。マキン・テグへの出資比率を60.00％とし、子会社化する。事業多角化を目指す戦略の一環。

　大株主の現地企業グローバル3223から株式を取得することで合意した。ボルネオオイルは現状で29.27％を保有しており、取得後の株主構成はボルネオオイルが60.00％、Global2332が14.48％などとなる。

　取得額1億リンギのうち、4690万リンギは内部資金で、残りの5310万リンギはボルネオオイル株の私募による売却で賄う。マキン・テグ株の取得手続きは来年第1四半期に終える予定。

　ボルネオオイルは現在、資源開発や不動産投資、食品・外食フランチャイズなどを手がけており、セメント事業にもすそ野を広げる。マキン・テグは今年9月、サバ州でクリンカーからセメントまでの製造を一貫して手がける工場を開所している。


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