【亜州ビジネス編集部】地場建設のケルジャヤ・プロスペク・グループは、韓国サムスン物産の現地法人と提携すると発表した。マレーシア国内で契約額3億リンギ（約91億円）を超える大型建設案件の共同受注を目指す。

　サムスン物産の現地法人であるサムスン物産（KL）と契約した。期間は5年で、両社の申し出がない限り継続する。ケルジャヤのティー・エン・ティオン社長は、高い建設技術と豊富な経験を持つサムスン物産と組むことで受注の幅が広がると説明。サムスン物産はマレーシアで、ペトロナス・ツインタワー（88階建て）やマクシスタワー（49階建て）、スターレジデンス（58階建て）といった高層ビルの建設を手がけた経験を持つ。

　サムスン物産は今回、ケルジャヤへの資本参加も決めた。株式2.04％に当たる2520万株を4040万リンギで取得する。資本提携することで、ともに長期的な成長を図る。


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