【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは4日、2021年11月の販売台数が2万299台だったと発表した。月次の最高記録を更新した10月の2万7858台から27.1％減少した。新型コロナウイルス流行によるサプライチェーン停滞が響いた。

　1〜11月の販売台数は16万7250台で、前年同期を14.2％下回った。車種別では小型ハッチバック「マイヴィ」が4万2288台で最多。同モデルについては新型を11月18日に発売しており、12月2日時点で1万4600台の予約が入った。

　ザイナル・アビディン・アフマド社長兼最高経営責任者（CEO）は、21年の販売台数が前年比9.2％減の20万台に落ち込むと予想。一方で22年の目標は今のところ20％増の24万台とし、状況を見て22年1月に修正するとした。

　同CEOは、新型コロナ流行に伴う最悪の事態は過ぎ去ったと指摘。政府が自動車に対する販売サービス（SST）の減免措置を半年延長して22年6月末までとしたことで、当面は需要が伸びるとしている。一方、22年の部品調達額は65億リンギ（約1740億円）まで回復するとの見通しを示した。


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