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  ニュース     2021/02/15 21:58

シンガポール:20年のGDP確定値5.4%減、21年予想据え置き 無料記事

【亜州ビジネス編集部】貿易産業省は15日、2020年の実質国内総生産(GDP)成長率の確定値がマイナス5.4%だったと発表した。年明けに発表した速報値のマイナス5.8%から上方修正。ただ、新型コロナウイルス流行による経済活動の停滞で、19年のプラス1.3%から縮小に転じた。一方、21年はプラス4.0〜6.0%に回復するとの予想を維持した。
 20年の成長率を産業別にみると、製造業が7.3%のプラスで最も伸び、前年のマイナス1.5%からプラス転換した。半導体を含む主力の電気・電子部門のほか、精密エンジニアリングやバイオ医療の輸出が好調だった。一方、建設業はマイナス35.9%と大幅に落ち込み、前年のプラス1.6%から縮小に転じた。サービス業はマイナス6.9%で、前年のプラス2.0%からマイナスに落ち込んだ。
 第4四半期のGDP成長率は前年同期比でマイナス2.4%。前四半期のマイナス5.8%より下げ幅は小さく、2四半期連続で改善した。最も伸びたのは製造業の10.3%で、2四半期連続で2桁増となった。一方、建設はマイナス27.4%で3四半期連続の大幅縮小。ただ第2四半期のマイナス65.6%から改善に向かっている。サービス業はマイナス4.7%で、4四半期連続のマイナスだった。
 貿産省は、21年の成長率をプラス4.0〜6.0%に据え置いた。先進国を中心に新型コロナワクチンの接種が始まっており、21年下半期にも集団免疫が確立するとの見方で、こうした地域への輸出が増えると予想。特に半導体の輸出が伸びるとみている。ただ、このところインドネシアとマレーシアで感染が拡大しており、総じてみると輸出先行きは3カ月前の予想と変わりないとしている。一方、観光、航空、小売り、飲食、建設の各業界は引き続き低調になるとみている。


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