【亜州ビジネス編集部】家具製造などを手掛けるユーロ・ホールディングスはこのほど、鉄鋼販売事業に参入すると発表した。事業多角化の一環で、既存のオフィス用家具製造や不動産開発との相乗効果が見込めることから参入を決めた。利益全体の25％を占めるまで成長するとみている。
　売り上げに占めるオフィス用家具事業の比重が特に高いことから、多角化によりバランスを取る。家具部材の金属パイプなどを顧客の要望に応じたサイズや形状に加工し、販売する。
　同社は2002年設立。オフィス用家具事業では、工場を首都圏セランゴール州に2カ所、マラッカ州に1カ所持つ。不動産開発事業ではセランゴール州のチェラス地区に26階建ての集合住宅「ダマイ・ビスタ」（322戸）を開発している。マレーシア証券取引所に上場しており、向こう半年で私募による30％の増資を行い、運転資金や債務返済向けに3090万リンギ（約9億4000万円）を調達するとしている。


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