【亜州ビジネス編集部】プランテーション事業・商品省によれば、2021年1〜4月のパーム油製品輸出額は171億2000万リンギ（約4490億円）で、前年同期から26.9％増加した。パーム油を含む植物油の価格が上昇していることを背景に輸出額が伸びた。同省は21年の輸出目標である750億リンギの達成は可能であるとみている。国営ベルナマ通信が伝えた。

　政府が打ち出したパーム油生産者への支援プログラムにより、生産は盛んになっている。このプログラムでは小規模農園支援に2000万リンギ、パーム油事業の機械化・自動化に3000万リンギの助成金を振り向けており、業界の効率向上と活性化を図っている。

　パーム油産業はマレーシアの一大産業。20年の輸出額は732億5000万リンギで、前年から3.6％増加した。生産量は世界全体の26％、輸出量は全体の34％を占めた。


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