【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局の11日発表によると、2021年第3四半期の完成工事高は前年同期比21.0％減の247億7580万リンギ（約6750億円）だった。前年割れは2四半期ぶり。21年6月から新型コロナウイルス対策の厳しい活動制限が敷かれた中、前四半期比でも12.2％減と落ち込んだ。
　工事の種類別では、土木工事が前年同期比29.7％減、住宅建築物が24.9％減、工場や商業施設を含む非住宅建築物が10.4％減などと低調。資本別の内訳は、民間部門が全体の55.2％を占め、公的部門は44.8％だった。
　完成工事高は、新型コロナの影響で20年第1四半期〜21年第1四半期に5四半期連続の前年割れを記録。ただ21年第2四半期は、前年同期に大幅減だった反動で6四半期ぶりのプラスとなっていた。


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