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  ニュース     2022/07/04 20:58

マレーシア:ペナン州の輸出入貨物、22年は5%増=協会予想 無料記事

【亜州ビジネス編集部】業界団体のペナン・フレイトフォワーダーズ協会(PFFA)は、州内で操業する加盟企業の輸出入貨物取扱量が2022年に14万1000トンとなり、前年から5%増加すると予想している。電気・電子産業の貿易が活発で、空輸を中心に貨物量が増えるとの見通し。ザ・スター・オンラインが4日付で伝えた。

 1〜5月の取扱量は6万902トン。輸入が2万6333トンで、残りが輸出だった。輸出入貨物のうち7割が電気・電子部品。協会は、下半期も電気・電子部品の取り扱いが堅調になるとみている。

 電気・電子部品の輸出入は航空貨物が中心で、料金は1年で300%以上も上昇。航空会社が貨物輸送能力を縮小したことが一因で、マレーシアからアジアへは1キログラム当たり10〜15リンギ(約300〜450円)、米国へは45〜63リンギ、欧州へは18〜25リンギとなっている。キャパシティー不足でマレーシアからの空輸が難しい場合、シンガポールに陸送して空輸する業者もある。

 半導体試験装置などを製造するペンタマスターのCBチュアウ会長は、下半期には空輸の利用をさらに増やすとコメント。日本や欧米への出荷が中心で、半導体試験装置の65%は空輸で送るとしている。半導体や電子部品製造のグローブトロニクス・テクノロジーの代表者は、中国や日本、欧州から下半期に輸入される原料の30〜40%は空輸になるとしている。


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