ニュース 2021/03/21 20:58
マレーシア:21年の成長率6.5%予想、IMFが下方修正
経済・統計 GDP マレーシア
【亜州ビジネス編集部】国際通貨基金(IMF)は17日発表したマレーシア経済に関するリポートで、同国の2021年の国内総生産(GDP)成長率を6.5%と予想した。20年12月発表の7.0%から下方修正した格好。ただ20年実績のマイナス5.6%から大きく回復するとの見立てだ。
IMFは、2月に国内で始まった新型コロナワクチンの接種や、政府支出の増加、国内外の需要拡大を背景に21年は経済回復が見込めると予想した。ただし産業別にみると回復ペースにムラがあり、人と人の接触が多い産業では回復ペースが鈍くなると指摘。製造業と建設業が成長をけん引するとした。
一方、新型コロナの感染再拡大は大きなダウンサイドリスクになると指摘。またマレーシアが開放経済であることから、保護主義的な貿易政策の台頭や貿易先国の経済回復の遅れが下振れリスクになるとしている。
IMFは、新型コロナ禍での政府による各種対策を評価。景気刺激策を積極的に進めたことで、新型コロナによる経済への打撃を和らげたとした。ただし将来の有事に備えるため、新型コロナが落ち着き次第、政府支出の削減などにより財政再建を図る必要が出てくるとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
IMFは、2月に国内で始まった新型コロナワクチンの接種や、政府支出の増加、国内外の需要拡大を背景に21年は経済回復が見込めると予想した。ただし産業別にみると回復ペースにムラがあり、人と人の接触が多い産業では回復ペースが鈍くなると指摘。製造業と建設業が成長をけん引するとした。
一方、新型コロナの感染再拡大は大きなダウンサイドリスクになると指摘。またマレーシアが開放経済であることから、保護主義的な貿易政策の台頭や貿易先国の経済回復の遅れが下振れリスクになるとしている。
IMFは、新型コロナ禍での政府による各種対策を評価。景気刺激策を積極的に進めたことで、新型コロナによる経済への打撃を和らげたとした。ただし将来の有事に備えるため、新型コロナが落ち着き次第、政府支出の削減などにより財政再建を図る必要が出てくるとしている。
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