【亜州ビジネス編集部】米マイクロソフトは、向こう5年でマレーシアに10億米ドルを投じる。同社にとって同国内初となるデータセンターを設けてクラウド事業を立ち上げるほか、人材教育を拡充し、デジタル人材100万人の育成を後押しする。ロイター通信などが伝えた。

　マイクロソフトは、マレーシアのクラウド事業が向こう5年で年120億〜150億リンギ（約3160億〜3950億円）の売り上げをもたらすと見込む。国内だけでなく複数国のデータを扱う方針。同社幹部は、新たなデータセンターが国内の政府機関や民間企業のデータ運用に大きな変革をもたらすとしている。

　政府は今年2月、米国のマイクロソフトやグーグル、アマゾン、地場テレコム・マレーシアに対し、データセンターの設置を基本承認。マイクロソフトが正式な認可を受けた初の企業となった。


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