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  ニュース     2020/11/11 20:56

シンガポール:香港とトラベルバブル、22日に開始 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポールと香港の両政府は11日、外国人旅行客の受け入れを緩和する「トラベルバブル」を22日付で実施すると発表した。両政府が認める新型コロナウイルス検査で陰性との結果を得るなど一定の条件を満たした旅客が、強制隔離なしで往来できるようにする。同制度を利用する渡航者は、専用の航空便を利用する形。まず両地域から1日1便ずつ運航し、1便当たり最大200人の利用を認める。
 香港政府の説明によると、「トラベルバブル」制度を利用する香港の渡航者は、出発前72時間以内のウイルス検査で陰性で、出発までの14日内にシンガポール以外の国・地域に滞在していないことなどが条件となっている。香港に戻った際も検査を受ける必要がある。
 専用の航空便は、国泰航空(キャセイ航空)、シンガポール航空が運航する。状況を見て、今後1日2便へと増やす方針。
 「トラベルバブル」とは、新型コロナ対策を実施しつつ、一定の枠組みの中で各国・地域間を隔離期間なしで移動できるようにする取り組みのこと。香港商務経済発展局の邱騰華(エドワード・ヤウ)局長は9月の時点で、ドイツ、フランス、スイス、日本、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの11カ国に対し、「トラベルバブル」実施を打診したことを明らかにしている。


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