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  ニュース     2022/09/04 20:59

マレーシア:2Qの小売売上高6割増、コロナの反動で伸び過去最高 無料記事

【亜州ビジネス編集部】小売市場調査会社のリテール・グループ・マレーシア(RGM)は、2022年第2四半期の小売売上高が前年同期比で62.5%増加したと発表した。前四半期の18.3%増から大きく加速し、過去最高の伸び率となった。新型コロナウイルス関連規制が緩和され、前年同期にロックダウン(都市封鎖)で多くの店舗が閉鎖した反動が出た。ザ・エッジ・マーケッツが伝えた。

 マレーシア小売業協会(MRA)とマレーシア小売チェーン協会(MRCA)が予想した25.7%を大きく上回った。RGMは、過去2年は新型コロナ規制で断食月(ラマダン)明けの消費も低迷したが、規制緩和で22年は盛況だったとした。全てのチャンネルで販売が伸びており、ファッション店では152.8%増加。他に家具・家庭用品・家電は81.9%増、パーソナルケアは79.8%増、子供服は65.0%増、スーパーマーケットは59.7%増だった。

 上半期の小売売上高は前年同期から39.2%増加した。RGMは22年通期で前年比31.7%増に上るとの見方で、6月発表の13.1%増から上方修正した。

 同社は、第3四半期の小売売上高を前年同期比50.0%増と予想。以前の3.4%増から上方修正した。一方、第4四半期は従来の3.6%増から1.0%増に下方修正。比較対象となる前年同期が高いことに加え、食品や消費財などの物価高が多くの国民の購買力に影響するとみている。


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