【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは3日、2023年1月の販売台数が前年同月比162.3％増の1万1681台（輸出含む）だったと発表した。前月からは20.8％減少したものの、1月としては13年以降で最多。業界を悩ませた半導体不足が改善に向かっているとしている。

　市場シェアは22.9％で2位。前年同月から12ポイント以上、前月から3ポイント以上伸ばした。22年通年のシェア19.6％も上回った。国内市場全体の1月販売は5万1000台で、前年同月から22.8％増加したとみている。

　1月の販売をモデル別にみると、Aセグメントセダン「サガ」が4788台で最多。この部門では市場シェア2位だった。次いで多かったのはBセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」の2992台で、この部門首位。SUV全体でもトップだった。Bセグメントセダン「ペルソナ」は2039台で部門トップ。22年は半導体不足で大きく落ち込んだ時期があったが、足元では2カ月連続で2000台を超えた。Cセグメントの多目的車（MPV）「イグゾラ」は322台で部門首位。CセグメントSUV「X70」は933台で部門2位だった。

　プロトンは、22年とは異なり23年は良いスタートが切れたと説明。たださらに販売を高めることを目指し、まずは販売サービス税（SST）減免の猶予措置の締め切りとなる3月末までに優遇対象車両の納車を急ぐことに注力するとしている。


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