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  ニュース     2020/11/05 21:53

シンガポール:9月の小売売上高10%減、3カ月ぶり2桁の落ち込み 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2020年9月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は82.4となり、前年同月比で10.8%下落した。指数の下落は20カ月連続。下げ幅は前月(5.4%下落)から拡大し、3カ月ぶりに2桁のマイナスとなった。前年同月に新製品効果でスマートフォンの販売が伸びていた反動があり、コンピューター・通信機器(22.9%下落)が大きく落ち込んだ。
 14業種のうち伸びが加速したのは娯楽用品(6.0%上昇)のみ。多くの業種で下げ幅が拡大したほか、コンピューター・通信機器は前月までの2桁増からマイナスに転落した。自動車(0.2%上昇)は伸びが減速。外国人観光客の入国禁止で苦戦が続く百貨店(39.8%下落)と衣類・履物(28.4%下落)、時計・宝石(15.6%下落)は大きく落ち込んでいる。
 9月の小売売上高(推計)は10.8%減の31億7600万シンガポールドル(約2442億円)。うちネット通販が占める割合は11.2%で、前月からやや上昇した。食品飲料サービス売上高(推計)は29.9%減の6億2900万シンガポールドルだった。


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