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  ニュース     2022/08/21 21:59

マレーシア:7月の新車販売4.9万台、前月比2割減 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2022年7月の国内新車販売台数は、前年同月比552.4%増(6.5倍)の4万8922台だった。前年同月は新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で低調だったことから、大幅な反動増となった。一方、前月比では22.8%減少。6月末に販売サービス税(SST)の減免措置が終わることで同月に各社が納車を急いだ反動が出た。
 内訳をみると、乗用車が前年同月比715.9%増の4万3594台(前月比23.6%減)、商用車が147.1%増の5328台(同15.5%減)だった。
 22年1〜7月の販売台数は38万595台となり、前年同期を48.3%上回った。乗用車は47.2%増の33万7331台、商用車は57.2%増の4万3264台だった。
 MAAは、8月の販売が7月と同水準になると予想。SST減免措置が6月末に終わったものの、終了間近になって政府が期限内に成約して23年3月末までに納車した場合には減免措置を適用すると発表したことで契約申し込みが殺到し、各社には受注残が多くある。
 MMAは22年の年間予測を63万台とし、前年を23.8%上回る水準に設定。国内経済の回復や各社の新モデル投入などが寄与するとの見方を示している。
■生産台数は17.8倍増
 7月の国内の自動車生産台数は5万2061台だった。工場の稼働がほぼなかった前年同月から17.8倍に拡大。ただ半導体不足などの影響で、前月比では13.1%減った。
 1〜7月の生産台数は51.6%増の36万9944台だった。乗用車は51.3%増の34万2124台、商用車は55.7%増の2万7870台となっている。


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