【亜州ビジネス編集部】高速バス大手のWILLER（ウィラー）は22日、交通事業のナディコープ・ホールディングスと組み、首都圏セランゴール州スバンジャヤで乗り合いバンの運行サービス「モビ」を開始したと発表した。同サービスは、利用者がスマートフォンのアプリで車両を呼び、5〜6キロメートルの生活圏内を相乗りで移動できるもの。予約状況や道路の混雑状況に応じてAI（人工知能）がルートを作成し、効率的に移動できるようにする。

　ウィラーがアプリを提供し、ナディが車両を運行。駅やバス停など250カ所以上で乗り降りできるようにした。来月19日までは運賃無料とし、その後は定額制と乗車ごとに支払うプランでの提供を予定している。今後2年でサービス地域を10地域程度まで広げ、将来は100地域を目指す。

　同サービスの提供は東南アジアでシンガポール、ベトナムに次ぐ3カ国目となる。シンガポールでは2021年10月に開始し、4500人が登録している。


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