ニュース 2022/03/13 20:59
マレーシア:エネオスと国営石油、CO2フリー水素の事業化調査
日系企業 エネルギー・水 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】国営石油ペトロナスは11日、二酸化炭素(CO2)の排出を抑えて生産する「CO2フリー水素」のサプライチェーン構築について、ENEOS(エネオス)と共同で事業化調査(FS)を実施すると発表した。2027年までに水素を年5万トン規模で生産する体制を整備する計画。水素を輸送効率が高いMCH(メチルシクロヘキサン)に変換する施設も設ける。日本に輸送して発電所などの需要家に供給する。
昨夏に両者間で交わした覚書に基づいて事業を進める。ペトロナスは今回、傘下のペトロナス・ハイドロジェン(PH2SB)を通じて、ENEOSとの間でFS実施に向けた合意書に調印した。両社は共同で、◆ペトロナスの既存施設を使った低炭素水素の生産◆新設する電解施設を使った、再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」の生産◆水素からMCHへの転換――について、技術面と商業面で調査する。ペトロナスが生産拠点を置くトレンガヌ州ケルテで事業を行う。
生産したMCHは日本のエネオスの製油所に輸送。再び水素に分離した後、近隣の火力発電所や製鉄所などに供給する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
昨夏に両者間で交わした覚書に基づいて事業を進める。ペトロナスは今回、傘下のペトロナス・ハイドロジェン(PH2SB)を通じて、ENEOSとの間でFS実施に向けた合意書に調印した。両社は共同で、◆ペトロナスの既存施設を使った低炭素水素の生産◆新設する電解施設を使った、再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」の生産◆水素からMCHへの転換――について、技術面と商業面で調査する。ペトロナスが生産拠点を置くトレンガヌ州ケルテで事業を行う。
生産したMCHは日本のエネオスの製油所に輸送。再び水素に分離した後、近隣の火力発電所や製鉄所などに供給する。
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