【亜州ビジネス編集部】マレーシア自動車協会（MAA）が発表した2021年5月の国内新車販売台数は4万6663台となり、前月比で19.4％減少した。前月を下回るのは2カ月連続。新型コロナウイルス再流行に伴い5月2週目から始まった活動制限令（MCO）や、半導体不足による生産の遅れなどが影響した。前年同月比では99.7％増に拡大。比較対象である20年5月は新型コロナ禍で底となった20年4月から回復し始めたばかりで、大幅な反動増となった。18日付各紙が伝えた。
　セグメント別にみると、乗用車は前月比20.2％減の4万1988台（前年同月比101.5％増）、商用車は11.5％減の4675台（85.0％増）だった。
　1〜5月の販売台数は24万5932台で、前年同期から91.0％増加。乗用車は89.2％増の22万785台、商用車は108.3％増の2万5147台だった。
　5月の生産台数は全体で前月比17.3％減の4万2522台（前年同月比246.1％増）と、2カ月連続で減少。MCOや半導体不足が影響した。1〜5月の生産台数は24万998台で、前年同期を99.2％上回った。
　全国のロックダウン（都市封鎖）が6月いっぱい実施されることでショールームや関連する行政機関が閉まっており、5月からの持ち越し分を除けば販売が皆無になるとMAAはみている。


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