【亜州ビジネス編集部】鶏卵生産のLTKMは、電子機器の受託製造サービス（EMS）に業種転換すると発表した。既存事業を親会社に売却した上で、EMSを手掛ける地場企業のローカルアセンブリーを完全買収する。買収の対価の一部が新株で支払われ、ローカルの既存株主がLTKMの経営権を握る。
　鶏卵事業の売却額は1億5883万リンギ（約47億円）。一方、ローカルの買収額は3億3600万リンギで、うち1億リンギを現金、残りを新株で支払う。ローカルの既存株主は、LTKMの増資後の株式56.6％を得る。当局の審査などを経て、来年上半期にも手続きを終える見通し。LTKMは社名を「LAテクノロジー」に変更する。
　ローカルは2000年設立。ジョホール州に本社を構える。


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