【亜州ビジネス編集部】総合不動産サービスの英サヴィルズは、サプライチェーン関連のコンサルティングサービスを提供するマレーシアのLCAを買収した。東南アジアの主要市場でコンサル業務を拡大する狙い。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが伝えた。
　取得する株式数は伝えられていないが、事業戦略に影響を与える持ち分としている。サヴィルズは不動産仲介以外にも、サプライチェーン分野で計画策定、プロジェクト管理、物件の建設・リース・査定、リサーチなどのコンサル業務を手がけている。LCAを買収することで主にマレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムでプレゼンスを高める。
　サヴィルズ東南アジアのマーティン・フィデン社長は、新型コロナウイルス流行下で電子商取引（EC）や配車アプリの普及が進むように、企業はサプライチェーンでもデジタル化を進める時期にあると指摘。LCA買収によりコンサル業務の付加価値を高め、サプライチェーン刷新を図る企業にサービスを提供していくと話している。


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