【亜州ビジネス編集部】国産車メーカーのプロトンを傘下に持つ複合企業のDRBハイコムは29日、サウジアラビアを拠点とする自動車アフターサービス世界5位のペトロミン・エクスプレスと合弁会社を設立すると発表した。メーカー保証の切れた車両のアフターサービス需要を取り込みたい考え。

　DRBハイコムの100％子会社でアフターサービスを手がけるエダラン・オートモービル・ナショナル（EON）が49％、ペトロミン・エクスプレスが51％を出資して合弁会社を設立する。フランチャイズ方式で店舗網を拡大する。

　ペトロミン・エクスプレスはサウジアラビアに700店以上を構えるほか、インドとパキスタンにも出店している。親会社のペトロミンは潤滑油を製造。サウジアラビアでは市場シェア40％を誇り、中東やアジア、アフリカにも輸出している。

　DRBハイコムのサイード・ファイサル最高経営責任者（CEO）は、拡大するマレーシアのアフターサービス市場で信頼と実績のあるペトロミン・ブランドの店舗を展開できることは両社にとりメリットがあるとコメント。手頃な料金で便利なサービスを提供することによるマレーシアの消費者への利益も大きいと述べている。


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