ニュース 2022/12/18 20:59
マレーシア:調理器具のニシン、リチウム電池再生事業に参入
電子・電気 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】調理器具や電動バイクを手掛けるニシン・グループは15日、リチウムイオン電池の再生工場を建設することで、貿易産業省(MITI)傘下のシリムと戦略提携を結んだ。循環経済の発展に寄与し、政府が掲げる2030年までのSDGs(持続可能な開発目標)の実現に貢献するとしている。
事業は官民連携で進める。まずは回収した電池を破砕して「黒い塊(ブラックマス)」とする工場を建設する。来年の開所を計画し、年産処理能力は550トン。ブラックマスは電池メーカーに供給する。2024年には、さまざまな化学プロセスを用いてコバルトやニッケルなどの金属資源を回収する工程を実装。25年にはこれらを用いて電池製造を始める。
ニシンの関係者は、世界のリチウムイオン電池再生市場は現在17億米ドル規模程度だが、今後10年で大きく伸びるとコメント。東南アジアでは再生工場がシンガポールに1カ所あるのみで、処理能力は日量14トンと小さく、早期進出によるメリットは大きいとした。
ニシンはもともとステンレス調理器具メーカーだが、電動バイク事業に今年参入。中国の電動バイクメーカー、東莞市台鈴車業(TAILG)から部品を仕入れて組立生産するもので、来年初めに販売を開始する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
事業は官民連携で進める。まずは回収した電池を破砕して「黒い塊(ブラックマス)」とする工場を建設する。来年の開所を計画し、年産処理能力は550トン。ブラックマスは電池メーカーに供給する。2024年には、さまざまな化学プロセスを用いてコバルトやニッケルなどの金属資源を回収する工程を実装。25年にはこれらを用いて電池製造を始める。
ニシンの関係者は、世界のリチウムイオン電池再生市場は現在17億米ドル規模程度だが、今後10年で大きく伸びるとコメント。東南アジアでは再生工場がシンガポールに1カ所あるのみで、処理能力は日量14トンと小さく、早期進出によるメリットは大きいとした。
ニシンはもともとステンレス調理器具メーカーだが、電動バイク事業に今年参入。中国の電動バイクメーカー、東莞市台鈴車業(TAILG)から部品を仕入れて組立生産するもので、来年初めに販売を開始する。
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