【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が発表した2022年第3四半期の雇用統計によると、民間企業の労働需要は前年同期比3.2％増の867万5400人だった。プラスは4四半期連続。前四半期も上回り、少なくとも15年以降で最多となった。特に製造業が4.6％増と伸びが高かった。
　調査はフォーマルセクターの民間企業を対象に実施。従業員数に無報酬の家族などは含まれない。
　第3四半期の雇用創出は前年同期比103.0％増の3万530人と大きく拡大。前年同期は新型コロナウイルス対策の影響で低迷していた。未充足求人は9.9％増の19万1300人だった。
　産業分野別の労働需要は、サービス業が全体の51.9％を占め最大。これに◆製造業＝27.6％◆建設業＝14.3％◆農業＝5.4％◆鉱業・採掘業＝0.4％――が続いた。
　雇用創出はサービス業が全体の51.5％を占めて最も多く、前年同期比では3.0倍の1万5730人に拡大した。2番目に大きい製造業は32.1％増の9800人だった。未充足求人は製造業が全体の56.1％を占め、これに続く農業は16.1％だった。


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