詳細
検索
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

  ニュース     2021/12/12 21:39

マレーシア:10月の鉱工業生産5.5%増、自動車がプラスに 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が10日発表した2021年10月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で5.5%上昇した。上昇は2カ月連続となる。新型コロナウイルス対策の活動制限が緩和される中、伸び率は前月の2.5%から加速。自動車が5カ月ぶりの上昇に転じた。

 業種別では製造業(8.0%上昇)が3カ月連続のプラスで、前月(4.0%上昇)から伸びが加速。電力(4.1%上昇)もプラスを維持した。一方、鉱業(3.5%低下)は3カ月連続の前年割れとなった。

 製造業では、7分野すべてで指数が上昇し、主力の電気・電子製品(13.6%上昇)は2桁の上昇。また、部品不足や活動制限で前月まで落ち込んでいた輸送機器(4.4%上昇)が5カ月ぶりにプラス転換し、これに含まれる自動車(5.1%上昇)も5カ月ぶりのプラスとなった。

■製造業売上高15%増

 統計局が同日発表した21年10月の製造業売上高は、前年同月比15.3%増の1407億リンギ(約3兆7900億円)だった。増加は17カ月連続。7分野すべてがプラスとなり、石油・化学・ゴム・プラスチック(27.0%増)の伸びが大きかった。電気・電子製品(16.9%増)と食品・飲料・たばこ(11.8%増)も2桁の拡大。前年割れが続いていた輸送機器(7.5%増)はプラス転換した。

 製造業の従業員数は2.4%増の224万1048人。支払われた労賃は4.4%増の75億2280万リンギ(1人当たり3357リンギ)だった。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース

関連マクロ統計