【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは4日、2022年5月の販売台数が前年同期比3.7％増の9792台だったと発表した。前月比では10.8％増で、市場シェアは19.6％と2位を維持。いまだ半導体不足に見舞われるが、全力で調達に取り組み、生産が増えたことで販売が伸びたとしている。

　モデル別にみると、Bセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」が2779台、CセグメントのSUV「X70」が692台、Cセグメントの多目的車（MPV）「イグゾラ」が387台で、それぞれの部門で国内首位だった。最も売れたのはAセグメントセダン「サガ」で3996台。この部門で2位だった。

　1〜5月の販売台数は4万5337台。市場シェアは19.6％だった。モデル別で最も多かったのはサガの1万8024台で、これにX50が1万1509台、X70が6460台で続いた。

　5月の輸出台数は前月比12.5％増の513台。1〜5月では2086台で、前年同期を47.0％上回った。輸出先はパキスタンの1350台が最大で、エジプトが172台、ブルネイが158台で続いた。

　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、業界全体がまだ半導体不足に見舞われているが、全力で確保に努めた結果、生産が増えて販売が伸びたと説明した。なお同社は5月1日、部品不足の影響を受けて、5〜6月に成約した新車の納車は7月1日以降になると発表している。


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