【亜州ビジネス編集部】台湾・緯創集団傘下のサーバー製造大手、緯穎科技服務（ウィイン）は8日、ジョホール州に工場を設置すると表明した。投資額約10億台湾ドル（約39億2000万円）で、2022年末の完成、23年の生産開始を予定する。東南アジアで拡大するインターネットサービス大手のデータセンター需要に対応する。台湾・蘋果日報が同日報じた。
　同社はジョホール進出について、生産拠点の脱中国化の流れに応じたものと指摘。また、米フェイスブックがシンガポールに進出するなど大型顧客がアジア太平洋地域での展開を強化する中、同国から車で40分の場所で生産することにメリットがあると説明した。
　同社が用地を購入して自社工場を設けるのは初めて。既存の台南工場、メキシコ工場は緯創集団の他の企業の建物や用地を賃借していた。


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