【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が8日発表した2021年1月の失業率は4.9％となり、前月から0.1ポイント上昇した。新型コロナウイルスの流行により1986年以降で最悪だった昨年5月の5.3％をやや下回るものの、高水準で推移している。前年同月比では1.7ポイント悪化した。

　失業者数は78万2500人で、前月から1.2％増加。前年同月からは52.9％増えた。労働力人口は前年同月比1.2％増の1602万人、就業者数は同0.5％減の1524万人だった。労働参加率は68.5％で、前月から0.1ポイント上昇、前年同月からは0.4ポイントの低下だった。

　失業率は17年8月から20年2月まで3.2〜3.4％で推移したが、新型コロナ禍で同年3月に3.9％まで上昇。4月以降は5％前後の高水準が続いている。


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