【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは5月31日、10年ぶりに南アフリカへ車両を出荷したと発表した。4月に現地のCMHグループと代理店契約を交わしており、第3四半期に販売を開始する。
　クラン西港から27日、Bセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」とCセグメントのSUV「X70」、Aセグメントセダン「サガ」を出荷した。7月に南アフリカ東部のダーバン港に到着する予定。CMHグループは現在、販売に向けた準備を進めている。
　プロトンは南アフリカでかつて販売していたが、2012年に撤退。今回は販売が好調になるとみている。
　プロトンの海外販売は2010年に2万9833台に上ったが、その後は減少し、17年は248台にとどまった。近年は再び注力しており、21年は前年比2倍の3018台に拡大。10カ国以上に輸出しており、うちパキスタンとケニヤ、バングラデシュでは組立生産を行っている。22年下半期にはスリランカで組立生産を開始する計画。海外で早期に1万台の販売を目指す。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。